PC を WiMAX ルータにしよう 2

by manamana 29. 11月 2010 07:35

Windows 7 の WiFi に関しては、この記事が役に立ちました。

使い勝手が大幅に向上したWindows 7のワイヤレス機能 (@IT)

2ページ目が SoftAPVirtual WiFi に関する内容になっています。
記事に従い hp2710p で SoftAP のサービスをスタートさせてみましたが、うまく行きませんでした。

SoftAP を使うためには、Virtual WiFi に対応した無線LANアダプタとドライバーが必要になります。
そして hp2710p が採用している Intel WiFi Link 4965AGN というチップは、Virtual WiFi に非対応なのです。
※同じドライバーでも Intel WiFi Link 5100/5300 なら Virtual WiFi は動作する

4965AGN がどうして非対応なのか、理由がよくわかりません。
海外サイトも参照しましたが情報が錯綜していて、「対応している」としている所もありました。
日本の場合、@IT の この記事 では 対応 となっていますが、どうやら誤りのようです。

情報収集の途中で Intel My WiFi Technology (MWT)なるものを知りました。

Intelが提唱するMy WiFi Technologyを試す  (ITmedia)
「Centrino」はどこに飛んでいく (ITmedia)

MWT は SoftAP/Virtual WiFi と同様の技術です。
というより MWT を Windows 7 に組み込んだのが SoftAP/Virtual WiFi の正体みたいです。
※記事の中でも 4965AGN の扱いは微妙で、後者の記事では 4965AGN はサポート対象になっています。

Intel 接続ユーティリティには MWT の項目があったので、インストールしてみました。

「4965AGN には適用できません」...orz
どうして 4965AGN 非対応なのでしょうか? Intel は、大人の事情で機能を殺している気がします ...続く

Tags:

Windows 7

PC を WiMAX ルータにしよう 1

by manamana 28. 11月 2010 21:32

私のモバイル環境は hp2710p + WiMAX(USB接続) です。
特に必要性を感じなかったので WiMAX ルーターには手を出さなかったのですが、最近欲しくなりました。
WiMAX ルーターがあれば、どこでも WiFi 環境が!! つまり、DS/PSP でネットが利用出来ますww
いや違う、どこでも仕事場を構築できます。

しかし、WiMAX ルーターを追加で購入するのは避けたいところ・・・そこで PC をルーターとして使う設定をしてみました。

この手の使い方としては ICS(Internet Connection Sharing) が有名で、Win98 の頃から実装されてています。
結構設定が面倒なのと、ルーターが安価で提供されるようになったので忘れられた感じですが、
WiMAX 環境で再び活躍する日がやってきました。

今回は WiMAX を共有し、hp2710p の無線LAN をアドホックモードで利用してみます。

 

① アドホックネットワークの登録

コントロールパネル - ネットワークとインターネット - ワイヤレスネットワークの管理 から 追加 を選びます

アドホックネットワークの追加を選び、パラメータを入力していきます。


設定が終わると、アドホックでの待機モードが開始されます。※必要に応じて設定を保存します。

 

② ICS の設定

インターネット接続の共有WiMAX に割り当てられている NIC のプロパティを開き、共有タブを選びます。
インターネット接続の共有から、接続許可のチェックをONにします。
※構成によっては、ホームネットワーク接続の対象を選択する必要があります。

[設定...]ボタンから必要になるサービスを指定します。

あとは周囲のIT機器が hp2710p という名前のアドホックネットワークに接続してやれば、
hp2710p の WiMAX を経由してインターネットに繋がるようになります。

この構成で一応動きますが、少々問題があります。

・アドホックモードでは、2台のPCがデータの転送をしている間は他のPCはデータの転送が出来なくなる
 それ以前に DS/PSP はこの様な接続を想定していないので繋がらないという罠。

・ICS の仕様から無線LAN が特定のIPアドレス(192.168.0.1 や 192.168.137.1)に固定されてしまう
 本来のWiFiに戻そうとすると面倒。


Win7 ではこの問題の解決策が提供されました。SoftAPVirtual WiFi です。

SoftAP は、その名の通りソフトウェアによって構築されたアクセスポイントです。
アクセスポイント扱いなので、複数のPCからのアクセスが処理可能です。

Virtual WiFi は、物理的に一つの無線LAN を論理的に二つにする技術です。
Vitrual WiFi で生成された無線LAN のIPアドレスが固定されても、
本来の無線LAN はDHCPによる自動設定が可能なので、運用面も非常に楽になります。

しかし、これらを利用する際に hp2710p の重大な欠陥に気づいたのでした...続く

 

 

Tags:

Windows 7

VPN の速度比較?

by manamana 28. 11月 2010 03:12

PPTP, IPsec, SSTP といった Windows の代表的な VPN の設定が出来たので簡単な速度比較をしてみました。
UQ WiMAX 経由で 700MB 強のファイルを転送しただけですけどww

PPTP


10Mbps 強といったところで、十分な速度です。 700MBなら10分少々で転送します。


IPsec


予想したほどの落ち込みはなく、十分な速度を維持しています。


SSTP


 体感的にはそんなに違いは感じられませんが、やはり SSL はちょっと遅くなります。


UQ WiMAX はプロトコルの制限等は行っていないようで、どの VPN も快適に動いています。
普段は IPsec、 ホテルや衆無線LAN を利用するときは SSTP での利用が良いと感じました。

ちなみにこの実験をしたときの電波状況はこんな感じでした。

数ヶ月前にはシグナル線が二本だったけど、四本になっていました。 UQ WiMAX の電波改善は進んでいるようです。

 

Tags:

その他の IT 系

ルーティングとリモートアクセスの謎

by manamana 27. 11月 2010 01:40

このところ、VPN の設定でいろいろやっていました。
おかげさまで PPTP、 IPSecSSTP といった Windows のサービス設定が可能になりました。
※この辺のレポートはまた後日?

VPN 設定の基本は、役割 「ルーティングとリモートアクセス」 の設定ですが、作業後に役割を削除していました。
本日ちょっとした理由で、PPTP の着信設定をしようとしたところ・・・

  => 

あれ? それは既に削除したはずなんだけど??

 

確かに役割からは消えています。 しかし、この段階で PPTP で接続できてしまうという事実が判明しました。
改めてルーティングとリモートアクセスを追加したところ、

 

動いていましたww 役割を削除してもサービスは動いていたのです。

教訓:
ルーティングとリモートアクセス は無効化してから削除しよう。

 

Tags:

Server

CAのアンインストール

by manamana 26. 11月 2010 02:25

エンタープライズCAを立てていろいろ実験していたら変になってしまいました。
そこで、お気楽に CA をアンインストールしたら泥沼にはまりました...orz

 

Windows エンタープライズ証明機関の使用を停止する方法と、
Windows Server 2003 および Windows 2000 Server から関連するすべてのオブジェクトを削除する方法

証明機関をアンインストールする

十分な情報を集めてからアンインストールしておけばと後悔しきり。 証明書の扱いは知らないと危険です。
Hyper-V のスナップショットを取っていたので大事には至りませんでしたが、
これが大規模システムなら復旧も大変だろうなと実感したのでした。


教訓: 慣れるまではスタンドアロンCAで運用するのが吉

 

Tags:

Server


スポンサーリンク

Calendar

<<  11月 2024  >>
272829303112
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
1234567

View posts in large calendar

Month List

Twitter